昔、紙の定期券の頃には、駅の改札で、駅員さんが定期券を目視して確認していた時代がありました。その時、しまったままでも見せやすいように、窓を開けてセルを付けたカードケース、つまり「パス(定期券)ケース」が登場したのです。
現代では、定期券は、読み取り機にかざすだけで反応してくれます。
けれどもパスケースは今でも根強い人気があります。
定期券は見えるように入れておきたい。
免許証や住基カードなど身分証明書は窓付きで持っていたい。
「パス」はスマートフォンで事足りるとしても、ご要望は今も多くございます。
なのでpiccinoでは、パスケースを造り続けています。
イタリア産のナッパラックスレザー製のパスケースです。
タンニンなめしの革で、手馴染みよく持ち心地がよくなっています。
外側はカラーバリエーションを広く展開し、内側はサビア(ベージュ)でまとめて、落ち着いた風情に仕立てています。
パス面は2面あり、定期券と免許証などで使い分けることができます。
パス面には仕掛けがあり、どちらもセル(透明なプラスチック)の上にもう一層、窓を切った革がある二層構造になっています。そのため、カードをセルの上に入れれば、直に指で滑らせて取り出しやすく、汚したくない大事なカードはセルの下で守ることが出来ます。