本物を知り、本物を創る
ピッチーノは、東京で半世紀、ものづくりをしてきました。
合成皮革や化学繊維が次々生まれてくるなか、一貫して本革にこだわり続けています。
それは、革の良さを知っているからです。
人類の十万年の歴史は、革とともにありました。毛皮の服、水袋、馬具、そしてバッグ。
私たちは、その伝統を受け継ぎ、今もものづくりをしています。
天然の革は、一枚一枚違います。厚みも色味も手触りも、ひとつとして同じものはありません。
現代の製造業の素材としては、とても不安定です。けれども、だからこそ、面白い。
一枚一枚じっくり見極めて、手を掛けて、バッグに仕立てていきます。それは対話であり、真剣勝負です。
そうしてできあがるバッグはどれも、世界でひとつしかない本物になるのです。
伝統の技術を活かし、
質の高い製品をお求めやすいかたちでお届けする
ピッチーノのはじまりは、ひとりの若い職人でした。
時は高度経済成長期、学校を出てすぐ、師匠について技術を学び、やがて自分の工房を起こしました。
彼は多くの職人を育て、多くの製品を世に送り出しました。
彼と彼の仲間は、良いものをお客様に届ける。ただそれだけを大事にして、ものづくりをしてきました。
時代の波に幾度となく襲われ、他の人がより商売のしやすい方法を選んでも、一途に自分たちの技術と革の力を信じて、一所懸命に働いてきました。
世界の有名なメゾンにも勝るとも劣らないその矜持と技術は、今も私たちに受け継がれています。
お客様に、良い物を、使いやすいものを、お求めやすいかたちでご提供する。ただそのためだけに。